● 映画と音楽
以前、映画音楽でJAZZ映画「ラウンドミッドナイト」
のことをお話したことがありますが、小生は大の映画ファンで、
音楽=命、だから、映画音楽は当然大好きです…と
三段論法的になるのです。
いい映画にはいい音楽がつきもの。
名画を名画ならしめている大きな要素が音楽だと思うのです。
中には、素晴らしいテーマ曲だけヒットして、
映画の方はさっぱりよくなかったと言う例もありますが。
今日はその中でも、私的、極めつけの映画音楽を2つ紹介します。
まずは、フェデリコ・フェリーニ監督の名作「道」
(La Strada 1954年)この映画は、アンソニー・クイン演ずる、
粗野で乱暴な大道芸人サンパーノとチョット頭が弱いけど、
素直な心のジェルソミーナ(演ずるジュリエッタ・マンシーノ
はフェリーニ監督の実際の夫人です)の淡く悲しい恋のお話。
テーマ曲「ジェルソミーナのテーマ」はせつないトランペットの
メロディで心に迫ります。
力自慢だけの大道芸人と、ジェルソミーナの道化の二人は
旅を続けますが、サンパーノは頭の弱いジェルソミーナに
つれなく当たります。ある日行くえ知れずとなった、
ジェルソミーナを初めて愛していたと気がついた野人サンパーノは、
彼女を探す旅に出ますが、すでに、ジェルソミーナは亡くなっていました。
ラストシーンで、ムクツケキ、サンパーノは夜の暗い海に向かって、
慟哭するのです。そのシーンにもテーマ曲が…これは泣けます。
もう1本は、オーソン・ウエルズ主演 『第三の男』
(1949年イギリス映画)これはもう説明の要らないくらいの
名作で、アントン・カラスが弾く、ツィターのテーマ曲は
今でもよく耳にします。
最近でもエビスビールのCMにとりあげられ、これがきっかけで、
JR恵比寿駅の発車メロディにも使われてるのです。
映画はアカデミー撮影賞を取った名作で、オーストリア・
ウィーンの大観覧車が映像的にも印象に残る、サスペンスの傑作。
この映画でアントン・カラスが弾く民俗楽器
ツィターは世界的に有名になりました。
昔、オーストリアに仕事で行ったとき、ストリート
ミュージシャンがこのテーマ曲をツィターで弾いていたのを
聞いてひどく感動したのを憶えています。
みなさんも、「道」「第三の男」是非見てください。
温故知新!昔の映画は名作ぞろいで、テーマ曲も傑作ばかりですから!

